冷たい水は体の働きを活発にする

生まれてから6歳くらいまでの育て方や生活で、自律神経と副腎皮質ホルモンの働きはある程度決まってしまいます。

この時期にたっぷりと水に触れさせて心身の鍛練をし、いきいきした生活をさせてあげれば、交感神経(自律神経の一つで、体を活動的な方向へ導く)が緊張するようになり、
一般にステロイドホルモンと呼ばれる副腎皮質ホルモンも正常に分泌されるようになります。
それはつまり体が活性化するということです。

もちろん、水に触れるのが重要なのは、大人になってからも同様です。

私はぜんそくの治療に冷水浴を勧めています。
冷たい水に刺激されることで、交感神経が緊張し、副腎皮質ホルモンの働きがよくなります。
ぜんそくなどアレルギー性の疾患は、自律神経と副腎皮質ホルモンが正常に働いていない場合が多く、冷水浴は有効な治療手段となります。

また、冷水浴や冷水まさつは、冷たい水に触れることによって皮膚を剌激し、その刺激を脳に伝えます。
脳を活発な状態に保つためにも適度な刺激が必要ですから、冷水浴や冷水まさつは脳を前向きにし、精神的にも快調になります。

ほかにも、近年知られるようになってきた水中ウォーキングは、水の浮力と抵抗という特性奎利用した、水に触れる運動です。

太っているためにひざや腰が痛むという人がいます。
しかも、へたに運動をするとかえって足腰に負担がかかり、痛みが増してしまうということもあります。
水中では浮力が働きますから、体が軽く感じられます。
水の中で歩けば、ひざや腰にそれほど負担をかけることなく運動をすることが可能になります。

また、水の抵抗は空気に比べてずいぶん大きいので、陸上を歩くよりも効果的に筋肉を鍛えることができるでしょう。

もちろん、歩くだけでなく泳いでも、肥満や糖尿病の予防、改善につながります。
水は、健康を促進させるさまざまな可能性を秘めているのです。

ただし、スイミングや水泳教室はけっこうなのですが、週に1度だけ水泳をし、あとはまったく水に触れず、閉じこもった生活をしているということでは意味がありません。

運動は、一定の期間続けることが必要です。
自律神経の働きを正常にするという観点からいえば、子どもやアレルギー性疾患の改善を望む人は、日々水に触れることがたいせつになるのです。

 

2013/06/23 冷たい水は体の働きを活発にする はコメントを受け付けていません。 水と健康