水に触れたい欲求は人間の本能

水は、人間の体と心を育てるために非常に大きな影響を及ぼします。
年齢に関係なく、人間の心身は水によってさまざまな恩恵を得ることができます。
「水に触れたい」という気持ちは、人間にとって、動物としての本能的な欲求なのです。

子どもは、1歳ぐらいになると、水に触れることを好むようになります。
そばに置いてある水を手でかきまわすことが大好きですし、水道から水がでていると、無意識に手を伸ばします。
昔の親が、共通して子どもに与えたおもちゃは、バケツなどの水遊び用のおもちゃでした。

水に触れることから始まり、水たまりの遊び、海水浴、プールと、子どもはとにかく、水で楽しく遊ぶことが本能的に好きです。
この水遊びで、子どもは荒々しく、いきいきと「楽しい体験」「冷たい水に触れる体験」を重ね、心身のたくましさを身につけます。

水遊びどころか、水に触れる機会が少ない、たくましさに欠ける生活をさせると、心身の機能にひずみが出てくることがわかりました。
体の面でいえば、体のバランスを維持する自律神経と副腎皮質ホルモンの働きが悪い体質が作られます。

自律神経とは、意志とは無関係に、体の臓器や器官の機能を自動的に調節する神経です。
生命維持に欠かせない呼吸、脈拍、体温などを始めとする体の機能を調節しています。

ホルモンは、体の状態を一定に保つために体内で分泌される物質です。
ホルモンが体内の組織に働きかけることで体の働きが活性化したり、また逆に鎮静されたりします。
副腎皮質ホルモンとは、副腎皮質という器官で分泌されるホルモンです。

自律神経と副腎皮質ホルモンの働きが悪くなるということは、体だけでなく心にまで悪影響を及ぼすということで、人間形成にひずみがでてくる危険もあります。

具体的には、立ちくらみ、乗り物酔い、疲れやすいなどの体の不調を招きます。
また、ぜんそく、アトピー性皮膚炎などの1つの原因にもなります。

精神面でも、無気力、働けない、閉じこもりなどの不調が現れます。
最近は子どもの登校拒否が問題になっていますが、その原因に自律神経の乱れが考えられるのです。

以上の心身の不調は、自律神経と副腎皮質ホルモンの働きが悪い場合に起こるのです。

体の調子を整えるだけでなく、心を健やかに保つためにも自律神経とホルモンの働きは重要です。
そして、その自律神経とホルモンの働きをよくするための重要なカギが「水」なのです。

 

2013/06/22 水に触れたい欲求は人間の本能 はコメントを受け付けていません。 水と健康