糖尿病性昏睡と水。発熱で寝込んだら水を手放さないように

さて、糖尿病性昏睡にならないために最も注意しなければならないのは、カゼをひくなど、熱を出して寝込んでしまうときです。
発熱して汗をたくさんかき、尿の水分は不足がちとなります。
水分が不足すると血糖値は高くなり、その結果尿もたくさん出て、さらに脱水が進むという悪循環が起こり、糖尿病性昏睡に陥る可能性が出てきます。
このような経過をたどりますので、糖尿病性昏睡には極度の脱水が伴うことになります。

実際、糖尿病性昏睡になって病院に運ばれる人は、平均して体重の約10%の水分が失われています。
これは、体重が50kgの人ならば、5kgへっていることを表します。
だいたい、4~5日の経過をたどって昏睡に陥るというのも大きな特徴です。

そのとき、水分補給がじゅうぶんでないと、体暇は1日につき約1kgの割合でへります。
その間の脱水の進行を見逃すと、やがて昏睡にいたるわけです。

ですから、カゼをひいたり体調が悪いときは、毎日一定の時間に体重を計り、1日の脱水量を知ったうえで、それに見合った水の補給に努めなければいけません。

1日に1kgの体重がへっていたら、lリットル以上の水を補給していれば、たとえ食事がとれない状態でも、昏睡にはならないで済みます。

ただし、1日に2kg以上の体重がへるようでしたら、自宅介護では危険ですから、至急、設備の整った病院に入院してください。

 

2014/09/09 糖尿病性昏睡と水。発熱で寝込んだら水を手放さないように はコメントを受け付けていません。 水と糖尿病性昏睡