水は百薬の長。脱水は万病のもと

それでは、1日にどれくらいの水分が必要なのでしょうか。

人によって、生活の習慣の違い、あるいは季節にもよりますが、1日に約2500mlは必要です。
とはいっても、食事の中にも水分は含まれていますから、水として意識して飲むのは、1.5~2リットルと考えてください。

私は毎日、少なくとも起床後、朝食後、午前10時、昼食時、午後3時、夕食後、寝る前に、コップー杯の水を飲むことを長年の習慣にしています。
このように、こまめに少しずつ水を飲むのには理由があります。
お年寄りになればなるほど、のどの渇きを認知できなくなってくるからです。
このことは、自分でのどの渇きを訴えられない乳幼児にも同じことがいえます。

いちばん暑くなるこの時期、乳幼児やお年寄りは、脱水症状を起こしやすくなります。
ですから、家族や周囲の人がある程度計算して、水分補給に気を配ってあげましょう。

それから、お年寄りは前述したように、腎臓の機能低下でトイレが近くなり、夜中に何度も起きるようになります。
しかし、そのことばかりを心配して、寝る前の水分を控えがちになるのは問題です。

睡眠中には、皮膚表面や呼吸を通して250~300mlの水分が失われています。
その結果、血液が濃くなり、血管が詰まりやすい状態になります。

そのため、朝起きがけに心筋梗塞(心臓の血管がつまる心臓病)や脳梗塞(脳の血管がつまる脳卒中)で倒れる人が非常に多いのです。
ですから、寝る前に水分を取ることは、命にかかわるたいせつなことです。

膀胱は、尿を入れる袋のようなものですが、中身がたっぷりになっても、ほんの少ししかなくても、尿意は刺激されるのです。
たとえ、水を飲まなくてもトイレに行くことになるのだから、じゅうぶんに水分をとって勢いよく排せつしましょう。

私の座右の銘を申し上げます。
「水は百薬の長、脱水は万病のもと。
若い夫婦が寝室におくのは枕紙、お年寄り夫婦は枕水を」

 

2013/09/19 水は百薬の長。脱水は万病のもと はコメントを受け付けていません。 水と老化