脂肪がふえる分、水分がへる

では、なぜ年をとると体内の水分がへってくるのでしょうか。

年をとると、動脈硬化が進行するにつれて、血管の内側にべっとりと脂肪がついてきます。
そのため、太っていない人でも脂肪が多くなります。
その反面、水を多く含む筋肉などがへってきます。
ご存じのとおり、水と油は相性が悪く共存しませんから、脂肪が多くなる分、水分は少なくなるのです。

また、腎臓の機能低下も大きく影響しています。
尿をつくる腎臓は、40歳をピークに、年とともに少しずつ機能が落ちていき、トイレが近くなります。
これは、一度腎臓でろ過した後、体内の水分を再吸収する効率が悪くなり、薄い尿がたくさん出ていることを意味します。

このように、体を組成している細胞の水分がへっているのに、体外へ出ていく水分は反対にふえてしまうのですから、体内の水分はへる一方にあるわけです。

ところが世の中には、70歳を過ぎても、張りのあるみずみずしい肌を失わず病気と無縁の人もいれば、50歳くらいで、老人のような風ぼうになっている人もいます。
これはひとえに、体内の水分のへりぐあいの差といっても過言ではありません。

つまり、へった水分を常に補給して満たされている人は、枯れることがないのです。
ですから、老化の進行にブレーキをかけるには、日常、水分をじゅうぶんに取ることがたいせつなのです。

 

2013/09/18 脂肪がふえる分、水分がへる はコメントを受け付けていません。 水と老化